精神保健福祉士に心理学が大切な理由!
どうも!ウサギです!今回は精神保健福祉士になぜ心理学が大切なのかをお話ししたいとおもいます!
こんにちは、ウサギさん!精神保健福祉士ってカウンセラーとイメージが、少し違うみたい。その違いをお聞きしたいです。
精神保健福祉士とカウンセラーは違いますが、心理学といった要素は共通する部分なので、その違いをぜひ!聞いてください!
- 精神保健福祉士にとって、なぜ、心理学は必要なのか?
- 精神保健福祉士ってまず、なに?
- ここで、いろいろな方法ってどういった方法か、
- 目標を立てるに関しても、以下のような立て方をしたらいいですよ!
- このように、精神保健福祉士として仕事をしていくなかで、
- 【YouTubeにて動画配信】
精神保健福祉士にとって、なぜ、心理学は必要なのか?
認定心理士をもっているので、
精神保健福祉士として働きだして心理学のエッセンスとして使えるところがあるなと感じています。
精神保健福祉士の国家試験の内容も、心理学や精神医学はもちろん必須のものになっていきますので、それがなぜ、精神保健福祉士に対して重要なのかをお話しします!
精神保健福祉士ってまず、なに?
今までいくつか動画をあげているんですが、
もう一度精神保健福祉士の役割についてお話ししたいとおもいます!
相談者の方、患者さんだったり、利用者さんだったりをクライエントといいます。
クライエントを生活者というふうにしてとらえ、生きづらさの課題を解決をともに目指していく職種です。
精神保健福祉士の役割
クライエントを生活者ととらえ、その生きづらさに関する課題解決をいろいろな方法でともに目指していく。
ここで、いろいろな方法ってどういった方法か、
制度だったり、社会資源の活用し情報を集め、その人に合うものを提供しながら支援していくことをメインとしてとらえがちですが・・
だけでなく、
援助技術を用いた訓練・指導も行います!
制度や社会資源をうまく活用できるように、
自己実現ができるようにしっかりと訓練や指導をしないといけないのです。
ただたんに、制度を紹介するだけの人、社会資源をマッチングさせるだけの人、情報提供屋さんではありません。
それがちゃんと効果的に使われるように、
そこに関してもしっかり寄り添っていく必要があります。
な・の・で、
精神保健福祉士がクライエントとして、
対象としている方たちの多くが精神障がいを持たれている方たちです。
すなわち、
精神疾患というところを抱えておられる方たちがメインになってきます。
当然、
クライエントを理解するためには、精神医学や臨床心理学の知識が必要となります。
そして、
その方がどういった疾患を抱えていて、
どういった障がい特性があって、それを理解したうえで、
障がい特性に応じた相談面接の受け方、進め方、
その人とどういうふうに寄り添えればいいのか。
寄り添い力を高めていく!!!
そのために、精神医学や臨床心理学の知識が非常に重要です。
それだけでなく、
それを基に精神保健福祉士が本質的に目指さないといけないのは、
課題解決です!
制度、資源の活用を効果的におこなわれる。
『こういう資源はこういうものなんですよ』
あるいは、
『この制度はこういうものなんですよ』と、
こういうふうに、うまく使っていきましょうね。
ご理解くださいね。という、
理解の促しをしていく必要があります。
なので、
どういうふうにすると、その方に対して一番フィットするのかなということも。
心理学の知識を用いながら支援していきます。
先ほども言ったように、
訓練だったり、指導だったりが、内容としては含まれるので、
最終的な課題解決や、自己実現を目指していくためには、
当然、目標を立てていかないといけません。
目標を立てるに関しても、以下のような立て方をしたらいいですよ!
例えば、個別支援計画のようなものを立てていきますが、
そのためには、将来設計のような、
いわゆる、希望する生活を立てていき、
その次に、
長期目標を立て➡短期目標を立て➡短期目標
を達成するために、
小さなスモールステップ、小さな個別目標を立てていきます。
その期限をだいたい、いつまでにしましょうと決めます。
この辺は、完全に心理学のエッセンスが含まれています。
特に、それを達成するためには、
こういうふうなやり方をしましょう!と提案します。
うまくいかないことに関しては、
このパターンを使ってみましょう。この制度を使いましょう。
この資源を活かし使っていきましょう、こういった方たちに助けてもらいましょう。
あるいは、このやり方をやっていきましょう!
というようなパターンです。
『If-Thenプランニング』といいます
まさに、こういうのを使うことは心理学のエッセンスが含まれています。
先ほどの、スモールステップを使うことに関しても、学習心理学やいろんな心理学の技術あるいは考え方を応用しながら、支援していく。
あとは実際に社会に出ていったとき、
どのようなかたちで集団に所属をしていったらいいのか、
その中でどういった役割をとっていくことがいいのか、
たとえば、リワークといったかたちで、社会復帰のために、仕事復帰のために、人間関係をよりよくするにはどうしたらいいんだろう?
という、相談なども当然持ち掛けられます!
そういったときは、
※エンパワーメントのための訓練
もちろん、心理学のエッセンスがありますし、
場合によっては、
社会学的な考え方を用いながら支援を行っていく場合があります。
どっちかというと、
カウンセラーや臨床心理士さんは臨床心理学に特化し、心理療法といったところに特化している部分がありますが、
精神保健福祉士はそこを中心にするというよりは、それ意外にも幅広い心理学の知識をうまく組み合わせながら課題解決を目指す!
精神保健福祉士はカウンセラーではないのですが、
心理学の知識、技術は非常に重要なのです。
もちろん、面接の技法なんかも、
来談者中心療法などの心理療法に用いられる技法とも
共通することは非常に多いです!
ケースワークでは、患者さん、利用者さんを中心にしながら、
バイスティックの7原則をつかっていくわけですが、
ロジャースの来談者中心療法と被るところがいっぱいあります。
このように、精神保健福祉士として仕事をしていくなかで、
心理学とは切っても切り離せない部分があります。
ただ、これにあまりおぼれ過ぎていくと・・・
どうしても診断主義的な目線になり、クライエントの個別性が捉えれなくなるので、
癒すわけではないので、癒しを心理学技術に求めてしまうと、
生活者の視点を忘れてしまうとその人が癒されたり、
病気的な回復がなくても、
その人は今・なお・生活をしているんだ!
そして、生活上の課題がその場にあるんだ!ということです。
回復を目指すわけではなく。
今それを抱えながらでも生活上の課題を解決していかないといけない。
『今ここで』を支え、課題を解決する!
その部分を精神保健福祉士は忘れるべきではないということです。
精神保健福祉士は心理学の要素を使いながら、患者さん、利用者さんの課題を解決していくという重要な職種なんですね。幅広い知識が必要ですね。
いろんな知識の中で、今回は心理学を中心としたお話しをしました。心理学は大切だけど、寄り添うために使わないといけないですし、その支援がうまく活かされるためにしっかり作っていく必要があります。その本質にご理解いただきたいとおもいます!
【YouTubeにて動画配信】
この他にも、精神保健福祉士としてさまざまな知識や経験を動画にて配信していますので、ぜひ!ご視聴よろしくお願いします!