辛い悲しい気持ちを応急手当する方法【エモーショナルファーストエイド】
どうも!ウサギです!今回は悲しい気持ちで痛んだ心を自分で応急手当をする方法をご紹介します!
こんにちは、ウサギさん!傷んだ心を…どんな方法で癒すのか、ぜひ聞きたいです!
傷ついた心はなかなか癒えることができませんが、今回は簡単な方法で心を手当てする方法をご紹介しますので最後まで聞いてください!
- 【どうやって自分の傷付いた心を自分で手当てするの?】
- 【具体的な方法】
- ①自己否定の否定
- ②拒絶に関連した自分のいいところを書き出す
- ③つながりを再認識する
- ④脱感作/トレーニング
- 【エモーショナルファーストエイド】
みなさん、悲しいことや辛いことがあって心が痛いな…苦しいな…という体験をしたことがあると思います。
心が傷ついたとき、どうしていますか?
例えば、お友達やパートナーとかあるいは、ご家族とかに話を聞いてもらって解消しているよ!という方がいるかもしれません。
でも、そんなとき、話を聞いてもらった人から…
『いや、それはあなたが悪いでしょ!』
『いや、それは違うでしょ!』みたいに、
なんだか理解してもらえないな…など。
相談相手に拒絶されて余計に傷付いたことありませんか?
今回、ご紹介する方法を使うとそんな自分の傷付いた心を自分の力で応急手当をして心を軽くすることができるようになります。
【どうやって自分の傷付いた心を自分で手当てするの?】
紙とペンを用意してください。
それだけ?と思われるかと思います。
普通は話を聞いてくれて、感情を吐き出した方がいいんじゃないの?
というふうに思われるかもしれません。
確かに、心の痛みを誰かに話して共感してもらうことによって心が救われることはあると思います。
ですが、そこで理解してももらえずに逆に拒絶されたなと感じてしまうこともあります。
これは、とても辛いことだと思います。
この『拒絶されたときの痛み』はどれぐらいなのか?
・麻酔なしの分娩
・ガン治療ぐらいの痛みだと言われています。
どういう研究かよくわかりませんが…(汗)
ウサギもどちらとも経験がないので、説明ができませんが…
一応、科学的な根拠という研究ということです。
そう考えると、かなりすごいことです!
心の痛みの応急手当には、拒絶感をなくしていくことが重要になっていきます。
例えば、人から怒られた。バカにされた。侮辱された。認めてもらえなかった。
というのは、自分自身にたいする拒絶からきています。
そういった体験があると拒絶感がうまれてしまいます。
そんなとき、やりがちなのが、拒絶されたから誰とも口を聞きたくない!
誰にも会わないぞ!誰も信じない!というふうに自分の殻に閉じこもることをやってしまいがちですが、逆効果なのでやめましょう!
人から拒絶されると人は怒りと暴力が誘発されるといいます。
どんなに温厚な人でも、結果、人に対して冷たくしてしまいます。
結局、それがさらなる拒絶をうむことになります。
冷たいからもういいや!だったら拒否しよう!というふうになってしまって、
拒絶されたくないのにされてしまう。
悲しい連鎖が起こってしまいます。
人は、拒絶感をすごくあじわうとそれが自分のせいで起こっている!
と思って悩んでしまいます。
これを『自己否定』と言います。
これが、加速していってしまうと、自分は誰からも認めてもらえない。ダメな存在なんだ。というふうに、『孤独感』が強くなっていってしまいます。
ただ、他の研究では、他人の失敗をそこまで見ていないので、拒絶されたと感じるのは大半が思い過ごしだったりすると言われています。
自分自身の考え方の視点を変える方法で、対処していけます。
【具体的な方法】
冒頭で紙とペンを用意してくださいと伝えました。
書いてみて試してくださいね!
①自己否定の否定
1-自己否定のワードを紙に書いてみる!
例えば、人間関係がうまくいかない。誰かに嫌われてしまう。
それに対して、人間関係がうまくいかない。うまくいけない。
ということに対する反論を書く。
2-自己否定への反論を最低3つ書く!
引っ込み思案でなかなか人と話ができない。
→でも、仲の良い友達や親友はいるなど。
→人に怒られることがあまりないからコミュニケーションはとれる。
なので、否定していることを否定する!
ネガティブで自分のことを否定しがちな方は、否定の否定が実は得意だったりします。
②拒絶に関連した自分のいいところを書き出す
自分のいいところを探していきます!
仕事でミスる。他の部署の人とあまりうまくいけない。嫌われたかも。
そういうことは、人間関係がもたらすこと。
アドラーは『すべての悩みは人間関係』だと言っています。
人間関係にまつわることで、自分のいいところを書いていきます。
仕事の人間関係がうまくいってなかったけど、他の部署との人間関係はうまく連携が取れている。
プレゼンとか説得力がある感じでうまくできた!など。
学校とかでも、テストの点が悪くて、先生や親から怒られてしまったけど、スポーツのときはすごく褒められた。
友達からはすごく信頼されていて、いろんなことを頼まれたりするなど。
自分のいいところ、人間関係に関していいところ、ミスをしてしまった、拒絶されてしまったことを関連していいところを書いていきます。
※関連しているかどうかわからなければなんでも良い!
自分のいいところをできるだけ多く書いていきましょう!
1-最低5個いいところを書き出す!(10個でもいいです)
それに、順位を付けていく。
2-TOP3を選ぶ!
TOP3を見たときに、
3-それがなぜ大事なのか?
それによって良かったことは?
それがもたらす影響は何か?
自分のTOP3の良かったことがあったおかげで、どんないいことがあったのか?
TOP3のことが自分にどんな影響をもたらしてくれたのか?あるいは、もたらしたのか?
例えば、学校とかでも、テストの点が悪くて、先生や親から怒られてしまったけど、スポーツのとかで友達と仲良くしていることによって。
→先生の方から生活の態度や学校生活の様子が非常にいいね。内申点が上がったよ。自分がそういうことをやっているおかげで友達からの評価がすごく高くて困ったときに、助けてくる人たちがいるんだよね。
というかたちで、そういった影響があったなど。
どんな影響があったのか?しっかりと思い出していきましょう!
ぜひ!紙に書いてください!
考えているだけだと、まとまらないので、ぜひ、紙に書くということをおススメ致します!
ここまでで、喪失した自分を取り戻すことができます!
③つながりを再認識する
悩んだり拒絶されたりということで『孤独感』が進んでいくと、
『この世には自分しかいないのでは?』『自分はひとりなのでは?』とすごく独りぼっちだと考えがちになってしまいます。
そんなことって、ないですよ!!
自分に好意的な意見を言ってくれる人、自分の所属してるコミュニティの人と会話するだけで心の拒絶に対する痛みが軽減していくと言われています。
これは、会って話す必要もありません。
今、コロナという大変な時期なので会って話すということが難しかったりしますが、
例えば、SNSでもよいのです!
SNSで自分の共通の話題があるコミュニティなど、facebookやTwitterなんでもよいです。最近はオンラインサロンなど、こころざしや考え方が同じという中でインタラクティブな会話をすることです。
書きっぱなしのもの、掲示板的なものに書いておくだけでは、なかなかリアクションがアクティブに返せないものはあまりよくないので、アクティブな会話ができる、メッセージのやり取りができることが非常に良いということです。
そいういったところに、書き込んだりして意見を言ったりすることは、
なかなか実は引っ込み思案で難しいという方は…
自分と親しい人と仲の良い人の(この人といると気がおけなくていいなぁ~)写真とかを持っているだけで拒絶に強くなります!
どうしてものときは、自分の拒絶に対する耐性を高めることもやってみてください!
拒絶に対して、慣れていくトレーニングをご紹介いたします。
④脱感作/トレーニング
辛いな、きついな、不安だなという状況は数をこなしていくとある程度慣れていくということが研究ではわかっていますので、拒絶される体験になれる!慣れていってメンタルを強くしましょう!という方法があります。
ただ、拒絶する体験のハードルを上げてしまうと、ちょっときついので…
簡単にできることがあります!
知らない人に挨拶をする!
誰でもいいので、道ですれ違ったりしたときに『おはようございます』など、席をお譲にするときに『こちらどうぞ』など、積極的に自分からメッセージを発信して誰かに伝えることをやっていきましょう。知らない人から挨拶されて、返せないという人も結構いますので、となると、挨拶が挨拶として返ってくる確率を考えたら、拒絶する可能性ってもちろんあるよねということです。でも、拒絶されたとしても自分が気持ちよく挨拶することによって拒絶される感覚に少し慣れていきましょう!というトレーニングです。
これは、レベルが上がっていくと、男性だったらナンパ…ですか。それこそ、拒絶が前提ですが、それを何度もやっていって拒絶に慣れていく方法もありますが、ウサギは…どうかなと…思います(汗)
【エモーショナルファーストエイド】
自分で自分の心を応急手当する方法をご紹介しました。
これを、
エモーショナルファーストエイド
(ガイ・ウィンチ)
という言い方をします。
科学的な根拠があり、アメリカのカウンセラー/ガイウィンチさんが提唱した方法になります。
ちゃんと裏があり、かなり有効な方法と言われています。
ウサギも傷付いたことがあるときは、自分の気の置けるコミュニティの人とLINEのやり取りをしたり、妻と話してみたり、どんなふうに困難を乗り越えてきたかなぁ~というかたちでなるべく、プラスの方向をに考えていく。いわゆる、セルフコンパッションのようなことをするようにしています。
今回の応急処置の方法を、辛いな、悲しいなという体験をしたときに、
このエモーショナルファーストエイドを知っておくと、
『ぼくはひとりぼっちなんだ』『わたしはひとりぼっちなんだ』というふうに、
落ち込まずに少しは心が軽くなるのではないでしょうか。
応急処置のトレーニング方法があるなんて驚きました。わたしは、すぐに殻に閉じこもる方なんで、心が傷ついたときは試してみようと思います!
心の片隅にこんな方法もあるんだと思っていただけたら幸いです。拒絶に慣れることは大変ですが、手当てということで少しでも心が軽くなれるように、ぜひ!実践してみてくださいね!
【YouTubeにて動画配信】
精神保健福祉士として、
さまざまな知識や経験を動画にしていますので、
ぜひ!ご視聴よろしくお願いします!