見返りを求めない生き方に疲れたときに適切に見返りを求める方法!

どうも!ウサギです!今回は『見返りを求めよう!』というお話しです。

こんにちは、ウサギさん!求めるんですか?!『えー!!』

こんにちは、ネコさん!そうなんです!求めていいんですよ!ただし、このお話しを聞いてからにしてくださいね(^^)

 

 

見返りを求めない!

無償の愛だ!!!

成功をするためには、見返りを求めたらダメだ!

 

とよく言いますが・・(;´Д`)

自己啓発本だったり、ビジネス書や動画さんなどたくさん出ていますが、

見返りって求めていいの?

あるいは、それって大丈夫なの?

と思った方がいらっしゃるかとおもいます。

『ギバー』であれ!

よくギバーになりなさい、ギブをする人でありなさいと言いますが・・

ただ、そういった本だったり、そういった言葉を残されている方達は、

自己実現者』の方が多いですよね。

そもそもあなた方すでに成功なさってますよね?

自己実現者』の言葉ですよね!

 

幸せや成功を求めるのだったら、見返りを求めない行動をとりなさい!

・・・この矛盾!!!

成功を『求める』なら見返りを『求めない』・・

結局『求めている』矛盾!!

 幸せとか成功とか求めっちゃってるじゃない!

 

多くの人たちは見返りを求めないということは、

難しいと感じると思います。

 

なぜなら、こういう実現者たちというのは、マズローの欲求階層説でもお話ししましたが、こういった欠乏動機がある程度、満たされている方達が非常に多いのではと思います。

なので無償の貢献ができたり、アドラー的に言うと、課題や承認欲求をきちんと切り離している活動ができている!!

 そして、自分自身の自己尊敬。

自分が周りの人と同じように尊厳や権利とかを持っているんだぞ!

ということをしっかりと認識し、自己肯定感をしっかりと持っている方達ならばできるのではないか。

自己実現』が出来ていたり、

『欠乏動機』が満たされていたり、

『自己尊敬』ができていること!

それはとても難しいことなんです!

なので、適切に見返りを求めるんだ!だったらいいんじゃないの?

というのが今回のお話しです。

 

見返りを求めたい!

見返りってそもそもなんのこと?

何かを誰かにギブしてあげたとき、

『あれ?なにかして返してくれなかったの?』

『せっかくしてあげたのに』

『なんで、そういう感じなの?』

みたいな感じになったときに、

『あぁ~なんか見返り欲しいな』とおもうのですが、ここでその見返りとして自分が何を求めているのかということです。

しっかりと考えてみましょう!

あなたにはそこに欲求があるじゃない!

『見返り』を求めてしまう!

 

『欲求』の正体をつかむ! 

 例えば、不安やイライラしている人がいるな、

『あぁ~あの人なんかちょっとツラそうだな』

『あぁ~なんか助けたいな~』

『こういうふうな声かけがしたいな~』

『あの人のイライラを解消したいな』

と思って何かをするとしますよね。

その方の不安の解消によって、あなたが安心したいんですか?

ということです。

 

あなたに安全の欲求であったり、愛の欲求であったり、

そこにじつはあるんだよ!

ここに気づいてみましょう!

不安・イライラな人を助けたい

➡その人が落ち着くことで

あなたが『安心したい』

 

仕事で困っている人を助けたい!

その方に例えば、自分の存在を認めてほしいな!

あるいは、その方に自分のことを仲間だと思ってほしいな!

感謝されたいな!

という思いがじつはあったんじゃないですか?ということです。

 

それは、所属の欲求であったり、あるいは承認欲求であったりする場合がある。

仕事で困っている人を助けたい

➡自分を『仲間だと思ってほしい』

『認めてほしい』

 

 そういったときは、『悩み』っていうのは人間関係だよね!という話になってきます。

 

安全の欲求であったり、所属の欲求であったり、承認欲求であったりということが、

うまく満たされる状況とは『共同体感覚』が得られているときなのです。

 

『共同体感覚』が得られているとき!

 これは、アドラーが言っているのですが

 

承認欲求を求めるというのではなく、

相手の課題と自分の課題を切り離して誰かに貢献できるということができればいいんだよ!

というお話しをしています。

アドラーは見返りを求めない!というお話しをしていますが、

 

マズローは承認欲求が満たされないのは結構きついよ!と言っています。

でも自分自身でそこを満たすこともできるんだよということもマズローは言っています。

 

アドラー『承認欲求』いらない!

マズロー『承認欲求は自分で満たせる』!

 

 なので、

見返りを求めないということは、じつは結構しんどいことなんだ!

誰しも、やっぱり自分も救われたいな!自分もやっぱり幸せだと思いたいな!

ということは、やっぱり考えます・・

誰かに仲間だと思って欲しいな!誰かから認めてもらいたいな!

あるいは、安心したいな!ということは、みんな思うわけじゃないですか。

 

そこの部分が見返りなら、これは求めていいことじゃないかなとウサギは感じます。

『共同体感覚』が『見返り』なら求めたっていい!(ウサギ)

 

【適切に見返りを求めるには?】

ここからは適切に見返りを求めるにはどうしたらいいのか?

まず、あなたがこれは見返りかな?と自分が考えているものです。

それは、あなたがギブしたものに対して、その対価は適切ですか?

 

1、求める対価は適切か?

例えば、一回食事をおごったくらいで、

『えっ!うそ!彼女になって?』『なんか、見返りとしてお重くない?』

 ということです。

たった一回の食事で付き合うっていうのは・・という話です。

こはちゃんとギブとテイクの関係で考えましょう。

 

ローリスクハイリターンなんてない!

 

基本的にありえないんだ!!!

としっかりわかってくださいという話です。

その方に対して、何かギブしたいな!なにかその方にしたいな!こうしたいな!

というとき、その行動を取るまではあなたの課題ですが、

そこから、相手の方がリターンしてくるかどうか!

あるいは、どんなリターンをするか?ということに関しては、

相手の課題なんだ!

なので、行動の主体は、あなたがギブした時点で終わっているのです。

もはや、あなたの課題ではない!

 

 『ギブ』するまではあなたの課題だが・・・

 『リターン』相手の課題である!

 

ここで、過度な期待はしない!

過度な期待をすると、『この間、ああいうことしてあげたのに・・』

『こういことだけ?』『こんなのって・・』というふうに思ってしまいます。

変な逆恨みみたいな感じになってしまいます。

なので、ここに関しては、過度な期待はしない!

 

過度な期待をしないためには、どうしたらいいのか?

2、主体的に『ギブ』する!

あなたが誰かに対して助けたいな!ギブしたいな!

というときに、その行動をあなたが主体的にとるということです。

 

その方を助けることによってのポイントは3点あります。

①その方を助けることによって、達成感が得られる

win-winの関係になれる

 

②計画的に助ける

これを継続的にやり続けたり、突発的にしないといけなくなると、

ギブしているあなたがきつくなってきます。

心理的に不安やきついなというふうになってしまいます。

 

③自主的に『ギブ』をする

求められて動くとなると、『なんか頼まれてるふうだなぁ』

『なんか、やりたくないのにやってるな』となってしまうので、

じゃなくて、自分からこの方を助けたいのでこうしますね!

しかも、

相手から更にこれも!!となったときに、

『ごめんなさいこれはちょっとできないかなぁ』とちゃんと断ることもできる。

コントロールできる状況が必要です。

 

この辺に関しては、

『GIVE&TAKE』 アダム・グランド

組織心理学者が提唱しています。

 

実はこのポイント3点を満たしたギブを行うと、ある程度欲求が満たされる。

誰かを助けることによって、そういった共同体の中に対して貢献できている。

しかも自分でコントロールして貢献できている。

 

そして、自分の課題で貢献できている!!

というかたちになりますので、

この中での承認欲求だったり、所属の欲求が実はここで満たされているのです。

 

あとは、見返りの中に・・

例えば、金品を見返りにしようという人がたまにいらっしゃいます。

金品は欲求ではない!というお話しを欲求階層説の話の時にしましたが、

 

結局その金品を得ることによってどうなりたいのか?

 

その欲求の本質に気づかない限り、いくら金品をもらったところで、

あなたの欲求が満たされないんだよ!

 

お金の価値は人の考え方で変わります。

お金持ちのたくさんの方達の中で一万円の話をしても『べつにそうでもないや』と

雰囲気になったり、庶民派の方達には一万円は『結構な大金だね!』と思ったりします。

同じ一万円でも,

その価値は必ずしも、コミュニティーが変われば同じ価値ではない可能性があります。

人間関係によってその価値が決まるものなのです。

なので、

金品を求めていったところで本質的な欲求までは満たされない可能性があります。

金品を貰っただけでは欲求はみたされない!

主体的に『ギブ』すれば、共同体感覚は満たされる!

 

3、思いの伝え方は適切ですか?

あなたの思いの伝え方は適切ですか?

適切に伝えるためには、どうしますか?

見返りを求めたい、見返りがほしいんだよねと言ってしまったら、

何かいやらしい気がするし・・・

こうしたいからこうしてみて、何か言いにくいよね。

でも、言っちゃダメな気がするよね・・と思う方は!

 

何も言わず、思いを伝えずに何かをしたり、何かを引き受けたりすると、

先程、継続的なギブをしたり、突発的なギブをしなければならなくなると結構きついんだよ!

とお話ししましたが、

そればかりすると、やらされてるかたちになってしまうので、

ギブしてるんだけどしんどい・・

見返りを求めないギブをしているはずなのに・・

しんどいきついという状況になってしまいます。

 

思いを伝えるべきことは、きちんと伝えていいんだよということです。

 

アサーション

例えば適切な自己主張です。

相手を傷つけないように伝えていく、

対等な関係だよ!ということをいしずえにして伝えていく。

このやり方を、アサーションと言います。

対等な関係を礎として相手のことを傷付けないように適切な自己主張をする。

 

アサーションを用いて、伝える伝え方の内容は4つです。

①客観的事実

②思い・感情

③提案事項

④結果の期待・リスク

を適切に伝えていく

 

伝え方のメッセージですが、

I(アイ)メッセージとWE(ウィ)メッセージを使う!

 

 自分としてはこう思います!

自分としてはこう思って、結果こういうふうになると思いますが、

こうやると私はこういうふうに感じます!

みたいな感じです。

 

例えば、

『私これやってあげるから、あなたにもこういうふうにしてくれると、

私とてもうれしいな!』

 

最初の例で言うと、傷付いた人を助ける場合、

『あなたがイライラしていることに関して、私にもいろいろ聞かせてね!』

『あなたがイライラして仕事ができなくなると、私はとても心配だし、でもあなたの力になることによってあなたのイライラを解消してくれるんだったら、私うれしいな!』

 

『こういうふうに仕事の方で、大変な内容があるんですね』

ですが、

この件に関して、『私の方に任せていただけるんだったら、わたくしはとてもうれしいです!』

あるいは、私たちというところがすごく一緒に頑張っていきたいと思います!

自分の思いを『相手を傷つけない』かたちで伝える!

 

【思いを伝えるメリット!】

これを伝えることのメリットは、こちら側の要求がちゃんと伝わる

それを伝えることによって、こちら側の要求がちゃんと伝わるんだ!よいうことです。

自分でなにも言わず、相手に期待だけして・・

こちら側の方が何かをやったとしても、相手がその期待をくみとってくれるかどうかは、正直わからないわけなので、相手のリターンが適切になってないことがあるかもしれない!

なので、『わたしはこうしてほしいと思ってるんですよ!』

ということをちゃんと伝えることによって、

相手からも適切な反応をしていただくということです。

 

相手の貢献したい気持ちを引き出せる

 『わたしはこういったところが困っているんです』

あるいは、『こいうふうにして欲しいと思ってるんです』と言うと、

相手があなたに対して貢献したいなと思っていることが引き出せます。

 

アドラーは、

人間は基本的にプラスに向かっていくんだよとお話しをしています。

なので、共同体の中で幸せを求めたい!

という思いは相手も同じなんだということです。

 

相手も人を喜ばせたいと思っていたり、

あなたと仲間でいたいと思っていたり、

あなたと一緒にいることで安心したいと思ってくださる場合がある。

 

こうやって適切に思いを伝えることによって、

『あぁ、あなたを助けたいな!』と思っていただくこともできる。

その後に、結果としてその方に何かして返してもらえたとき、

そこにしっかりと感謝を伝えましょう!!

 

そうすると・・

お互いの共同体感覚がすごく満たされてその方との関係が良好になっていきます。

 

逆に相手が要求ばっかりしてくる態度の方は、

(俺の物は俺の物、お前の物も俺の物!!)

みたいなタイプの方、

搾取してくる方は遠ざけられます!

 

ちゃんと思いを伝えられることによって離れていってくれます。

 

自分の周りにお互い助けられる人間関係をきちんと構築をしていくことができるんです。

 

【まとめ】

①見返りを求めたい心を認めて自分の欲求と向き合いましょう!

②人に『ギブ』するときはWin-Winで達成感のあることを・計画・自主的に!

③過度な期待はやめましょう!

④相手を傷つけないやり方で適切に自己主張しましょう!

 

見返りを求めたい、これは悪いことではありません!

自分の中の欲求、足りないところに対して、

求めていきたいなと欲求自体は悪いことではありません。

なので、その見返りを求めたい心と向き合って自分の欲求と向き合いましょう!

 

もし、人に対してギブをするとき・・

誰かを助けよう!誰かに何かをしてあげよう!というときに関しては、

自分もWin-Win関係で、自分にも達成感があるということと、

それを計画的におこなうということと、それを自主的に自ら進んでやる!

自分でコントロールする!

ことを念頭におきましょう。

 

基本的にはそれであなたの心は満たされるはずなんですが、

そこに対してリターンという過度な期待はやめましょう!

 

ある程度リターンを『GIVE&TAKE』として、

少しは求めたいなということに関しては・・

それに関して、ちゃんと相手を傷つけないようにして思いを伝えましょう!

『実は私こういうところが困って、あなたにこういうふうに助けてほしいと思っているんです』

これをしてあげることによって、

あなたからもこういったことをお願いしたいなと思うんですよねということです。

 

それを私がしていただけるとこんなにうれしいですよ。

こんなに感謝できるんです!ということを伝えておく。

 

なので、達成感や安心感が所属感などの見返りに関しては、

ウサギとしては、良好な人間関係のためにはお互いに求めてもいいのではないかなと思います。

そして、ギブの仕方というところをきちんと工夫することによって自然と満たされる。

 

過度に相手から認められる。相手からしてもらうなど、

考えなくても認められる場合がある程度、満たされる場合がある。

 

そうでないのであれば、きちんと自己主張を伝える!

相手にもある程度、求めていいのかなと・・

相手にもあなたから求めてほしいと思っているかもしれない!

 

共同体の中で、お互いに貢献していく!

それで幸せになろうというふうに考えるので!

あなたが、ギバーになろう!求めないようにしよう!

というふうに過度に思ってしまって、あなた自身が苦しむ必要はないのです。

 

あなたにも助けを求める権利がある!

あなたにも幸せになれる権利がある!

あなたにもその価値が十分にあるんです!

 

 最終的にがつがつするのではなく、適切に思いをしっかりと伝えましょう!

無理をしないように、人への貢献をしましょうというお話しです。

 

見返りの中の、欲求の正体を知ることで適切に見返りを求めることができるんですね!良好な人間関係を保ち、GIVE&TAKEそして、Win-Winになれることを計画的に自主的に行うこと!どれも大事なことですね!

 今回は人間関係で必ず起こる重要なお話しとなっています。知っておくことで心に余裕ができ軽くなればなと思っています。無理をしないでより良い人間関係を保ちましょう!

 【YouTubeにて動画配信】

その他にも、精神保健福祉士として、

さまざまな知識や経験を動画にしていますので、ぜひ、ご視聴よろしくお願いします!


見返りを求めない生き方に疲れたときに適切に見返りを求める方法!