アドラー心理学を自分の人生に生かす9つのステップ!
どうも!ウサギです!今回は、アドラー心理学を生かして人生を変えていくにはどうしたらいいのか?をお話ししていきたいと思います!
こんにちは、うさぎさん!今回はアドラー心理学の9つのステップなんですね。どんなときに生かすことができるのか聞きたいです!
こんにちは!ネコさん!今回はどんな場合で生かしていけるのかを説明していきたと思いますので、ぜひ!聞いてください!
- アドラー心理学を人生にどう生かすのか?
- 1、『人に求められる』ではなく本質的に自分はどうしたいのか?を隠さずに考える
- 2、それが自分が大切にしたい仲間たちへの貢献にどうつながるか考える
- 3、自分自身の現在地を受け入れる
- 4、課題を『自分でできること』と『自分でできないこと』にわける
- 5、行動することへ『勇気』を持つ
- 6、人を信頼するが期待はしない!
- 7、人に『干渉』しないが、『感謝』はしっかりする!
- 8、他人と比較をしない!
- 9、自分自身の中での比較をもって自分自身の成長を意識する
- 【アドラー心理学と精神保健福祉士】
アドラー心理学を人生にどう生かすのか?
前回、アドラー心理学について、ご説明をしました。
アドラー心理学とは?
幸せに気づく、勇気づけの心理学です。
まず、自分自身がこれから先どういうふうになりたいんだろう?
今どういうふうにしたいんだろう?
そういう、自分の希望する生活をしっかりと思い描く!
到達像、こういうふうになりたいんだよね。など。
でも、それをするときは、
1、『人に求められる』ではなく本質的に自分はどうしたいのか?を隠さずに考える
2、それが自分が大切にしたい仲間たちへの貢献にどうつながるか考える
自分がそれを目指すことによって、あるいは、それをやることによって、
仲間たちにどうすれば貢献ができるのか?どうなれば貢献と言えるのか?
を考えます。
(職場やお友達、パートナーでもよい)
3、自分自身の現在地を受け入れる
目標を設定しているからには、自分自身が今この辺だな。そこに届いていないのはこの辺かな。など、あると思いますので、自分自身の現在地をまず受け入れましょう。
ありのままの自分をしっかりとみていきます。
ただし、それが現状60点だなというところが、60点のなのに、いや、私100点です!と開き直るのではなく。
60点は60点なんだ!ここをしっかりと努力して鍛えていけばまだ伸びしろがある!ちゃんと自分は成長できる存在なんだというふうに思うということです!
60点の自分を100点だと思うのではなく、自分は60点なので伸びしろがあると考える。
4、課題を『自分でできること』と『自分でできないこと』にわける
それを目指すと、どういった課題がでてくるのかな?
どういった、問題が起こるかな?
ということを考えていきます。
それで、自分でできることと、自分ではできないことを分けます!
自分の行動によって、結果が出ることに対して集中する。
それをしている時に、例えばなんとなく、
トラウマみたいな『あぁ~これはすごい苦手だな』『あぁ~これちょっと嫌な感じするな』ということが、あったとき、『それがあるからできません!』って言うのではなくて、それと向き合いながら、『僕、こういうことがあるから、ちょっときついんだよね』ときついことと向き合いながら、じゃ、こういうことがきついなら努力の方向性を変えてみよう!というふうに、考えてください。
違う方法を考える!
同じやり方できついんであれば、違う方法から!
回り道してできる方法ないのかな?と考える。
5、行動することへ『勇気』を持つ
行動することに対して、勇気を持ち、『あぁ~これ、やって本当に大丈夫かな?』
『これやっちゃたら、なんか誰かからなんか、変な目で見られないかな?』
といったことを気にする必要はありません!
人に気に入られるためにするわけではなく、あなたが目指したいところに向かって
いくわけなので、人に気に入られないことを怖がらない!
周りの評価を気にしない!
突き進む勇気を持ちましょう!
6、人を信頼するが期待はしない!
誰かにお願いをしないといけないな、これに関しては、自分の力ではできないから人の助けを借りようかな?
というような時に、人を信頼をするのですが(全然信頼していいです!)
『じゃ、これお願いね!!信頼しているからね~(^o^)/(全然いいです!)』
だ・け・ど!!!
そこに対して、期待はしません!!
人を信頼するということは自分ができる行為なんですが、
ただ、そこに期待してしまうと相手がその結果を出してくれないといけなくなるので、それは自分の反中に及ぶことではないんです。
結果、期待をしてしまうとそれを求めてしまうあまり、うまくいかなかったときに、裏切られたと感じてしまいます。でも、その方は別に裏切ったつもりもないだろうし裏切るかどうかなんてことはあなたの課題ではありません。
なので、なにかお願いしたいなというときに関しては、人をしっかり信頼はするがそれに対してあまり過度な期待はしない!ということです。
人を信頼するのは自分だが、期待をすると人に結果を求めてしまう
うまくいかないと裏切られたと感じる
7、人に『干渉』しないが、『感謝』はしっかりする!
アドラーは人間関係の悩みが多いんだよ!
人間関係の悩みがすべてなんだよ!と言っています。
なので、人には干渉はしない!
だけども、なにかしてもらったことに関しては、感謝をしっかり伝える!
まずは、自分の課題を考えていかないといけない。
自分の課題とそれ以外の課題に分ければ世界はシンプルだ!
と言っていますので、人の課題にも踏み込まない!
人の課題に踏み込むと、どうしてもその考えを押し付けてしまったりしてトラブルの元になります!
ともすれば、こんなに貢献してやっているのにというふうに、ちょっと勘違いをしてしまい、なんか貢献している気になってしまう。
それは、単純に干渉しているだけ・・
押し付けているだけ・・
おせっかい焼いているだけ・・
という場合があります。
なので、それってどういうことなのか?
自分ができる貢献の範囲を超えて誰かに干渉することをしない!
自分のことで審判的な態度をとらない!
※人の課題に踏み込んで考えを押し付けない
だけど、してもらったことに関してしっかりと感謝を伝えることによって、
相手からも『あぁ~横のつながりを感じるなぁ~』
『あぁ~この方、仲間だな~』
『共同体だなぁ~』というふうな感じで、
お互いの共同体感覚をすごく感じられるようになるのです。
なので、しっかりと感謝を伝える!
8、他人と比較をしない!
自分の課題に取り組んでいるわけなので、
あくまでもそれは、自分のことである!
他の方が似たようなことを取り組んでいる。
似たようなタイプの方・性質の方、
あるいは、仲間たちの中で競争するとか、
『誰かはすごいな~それに比べて僕なんて・・』
『誰かに負けないぞう!!』という感じになっていると、
それがなかなかうまくいかないとき、劣等感につながります!
劣等感は孤独につながります。
なので、そうではなくて、他者との比較ではなく自分自身の課題なんだ!
というふうなことを意識します。
この、孤独があまりにも行き過ぎると周りが全員、敵になってしまうのでそれは非常に良くないです。
人間関係は横のつながりを意識していきましょう。
みんなが仲間なんだよ、誰々は例えば学校では、医者を目指している子!甲子園目指している子!歌手目指している子!芸人目指している子!いろんな同級生いると思いますが、だけど、それはそこに対して劣等感を感じる必要はなく、みんなちがう課題を持っている仲間である、目標が違っても仲間なんだということです。
『あぁ~あいつ医者になろうとしているんだ。すげ~なぁ~。でも、おれは漫画家として頑張るんだ』
みたいな感じです。
それぞれ、目的とか課題は違うでしょ!でも、仲間じゃないですか!
『だから医者になろとうと頑張っているあいつのために掃除当番だけ代わりになってあげよう!おれ掃除好きだから、あいつのために貢献するんだ』
そうすると、医者を目指していた子が、
『あいつがおれの代わりに掃除当番やってくれてる・・ ありがとう!!!』
でいいということです。
他者との比較は劣等感につながり
劣等感が孤独を呼び
孤独が周りを敵にしてしまう
他者と比較しないという中で、どうやって自分が成長しているというふうに感じるの?というのは・・
9、自分自身の中での比較をもって自分自身の成長を意識する
過去そういうことを考えた段階の壁にぶちあたっていた頃、最初にこれをやろうと思っていた頃とか、その頃と比べて自分自身がどうなのか?
自分自身は、『あぁ~成長しているなぁ~』
『あっ、ここの部分が昔に比べると変わったよね?』みたいな感じです。
自分自身の力で自分自身の人生が変わっていっていることを、実感していきましょう。
このようなことをやっていければ、自分自身の幸せに気づき、目指していけるし、勇気を持っていろんなことにチャレンジをしていけるようになるんだよ。
ということです。
【アドラー心理学と精神保健福祉士】
今のようなプロセスというところに関して、冒頭でも言いましたように、
精神保健福祉士との支援とは非常に相性が良いです。
最初の希望する生活をしっかり思い描いてもらいましょう。
ニーズをしっかり聞く!デマンドだけではなく、しっかり
『これこういうふうに、おっしゃてますけど本当はこういうふうにしたいんですよね。』
『ここなんかこういうふうに、遠慮されてますけど、でもそこって本当は望んでないことですよね。あなたが望んでいるようなことはこれですよね。』
一緒に話しながらその方のニーズを抽出していく。
『なるほど、この目標に向かっていくためには、こういったことをしていかないといけないですね。じゃ、これに関して少しずつやっていきましょうよ。』
ご本人さんにできることに対して集中してもらい、その方が、自分自身の課題ではないその方の努力では難しいとか、あるいは、その方のせいではない。ことによって、なにかを起こっていることに関しては
『そこをじゃ、こういうふうにしたらうまくできないですかね?』
という具合に制度だったり社会資源だったり違う訓練のやり方、考え方の枠組みの変容をサポートしていく。
その方に出来ないことを何とかする
制度や社会資源・アクションを考える
ご本人さんにできないことを何とかサポートして、周りを変えていくことをしていきます。その中で、誰かとの比較ではなく、その人自身がしっかり大事なんだ!その個別性を大事にしていって、成長や変化をしっかり伝えて勇気づける。
そして、そういった支援をしていくときには寄り添って伴走する。横並びを意識してお話しをしていく、まさに、精神保健福祉士の支援というのはこのアドラー心理学のエッセンスがすごく含まれているんです。
寄り添う存在として
横並びを意識する!
このように、自分自身あるいはその仲間たちあるいは利用者さん・患者さんに対してどのようにこの『幸せになる』ということをサポートしていけるのか、あるいは、自分が幸せになるのかということをテーマにしてお話しをしました。
他者との比較➡劣等感➡孤独・・負のスパイラルですね~。ときどき、比較してしまう時もありますが、このことを知っておくことで切り替えられそうです!比較だけではなく、一つ一つ大事なことに気づかされました。アドラー心理学を知ることで心が軽くなりますね!
悩んでしまった時は、今回のお話しを思い出して活用してみてください!人間関係の悩みは多いので、少しでも心が軽くなってほしいと願っています。
【YouTubeにて動画配信】
その他にも、
精神保健福祉士としてさまざまな知識や経験を動画にしていますので、
ぜひ!ご視聴よろしくお願いします!