【マズローの欲求段階層説】欲求の種類を見極めてしっかりニーズを満たす!

どうも!ウサギです!今回は『欲求』についてお話しします!

こんにちは、ウサギさん!『欲求』についてですか!欲求なんてたくさんありますが、どんな欲求なのか気になりますねぇ~!!

こんにちは!ネコさん!人はさまざまな欲求を持ちながら生活しています。なので、今回のお話しで、より良い生活に向け自分を知ることで何かが変われたらいいなと思っていますので、ぜひ!聞いてください!

 

 

『欲求』

アドラー心理学で、承認欲求なんていらない!というお話しをしました。

承認欲求に目が向き過ぎると、幸せということに関しては、なかなか難しくなる場合があるんだよと話しました。

今回はその承認欲求やそもそも、欲求ってなんなの?というお話しをしたいと思います!

 

『欲求』といっても種類があります。

今回に関しては、マズローが欲求5段階説を唱えています。

アブラハム・マズロー

アメリカの心理学者)

こちらについてをご紹介しながら、『欲求』について解説をしていきたいと思います!

 

よく、『お金が欲しいなぁ~』と言うと思いますが、

この『お金が欲しい』自体は欲求とは実は少し違います。

※お金が欲しいは『欲求』じゃない!

お金を持って何がしたいのか?

というところが、この『欲求』の種類によって違ってきます。

 

この、『欲求5段階説』なんですが、

人間の欲求とは5段階あります。

マズローは晩年に5段階目のところに、もう一段階その上があると言い、最終的には6段階説になります)

有名なピラミッド上の構造の図があり、見たことがある人に関しては見たことがあるかもしれませんが、段階ごとに全部が満たされていって、どんどん上の方にいくっていうわけではないんです。

その場面ごとに、どこの欲求が必要とされるかは変わってきます。

 

いわゆる人間の動機づけに関して、そういった理論を提唱しているのです。

 

まず、一段階目は

1、生理的欲求

この生理的欲求とは、生きるための欲求です。

例えば、『息が吸いたい!おいしい空気が吸いたいなぁ~』『吸わないとしんどいな』

息吸いたい!=酸素に対しての欲求ですね!

ホント根源的なことですが、

『お腹空いたな!食べ物食べたいな!』=食べ物に対する食欲

『喉乾いた!何か飲みたい!』=飲み物に対する欲求

『子どもつくりたい』=性的な欲求

『眠いな~』=睡眠欲求

いわゆる、生きていくための生命維持に対する欲求を生理的欲求といいます。

 

2、安全欲求

安全に対する欲求

身の安全を確保したい欲求

『危ない目に合わないように、こっち側の方に隠れていたいな』

『危なくないところにいたいな』

『迫害を受けないように、いじめれないように逃げておきたいな』

身分やそういった安定です。

 

『ちょっとこわいから、誰々さんのところにいたいな』

『誰々と一緒に過ごしておきたいな』

『集団にいて、守ってもらいたいな』

他人への欲求だったり、保護されたいという気持ち。

『なにか混乱するな。いや~な感じから逃げたいな』

『頭の中すっきりしたいな』という

不安や混乱からの自由になりたいという欲求

不安・恐怖・混乱回避の欲求

『こういったことがあるので、きちんと決められたところがあった方が安心だな。法律があった方が安心だな』

自由ではないかもしれないのですが、それによって、安定を保ちたいというような欲求として、安全の欲求があるということです。

暗いところにいると怖いなと思うのは、普段が明るいところにいるんで、暗いところがすごく怖いな危険だなと思うので、明るいところにいきたいなと思うんだといえます。

 

3、所属と愛の欲求

『仲間と繋がっていたいな。』

『家族と一緒にいたいな。』

『友達と一緒にいたいな。』

『ひとりでふらふらしているよりも仲間たちと一緒につどってサークルとかに行きたいな。』

という感じで、周囲の人からあたたかく迎えられたい、みんなと仲良くしたい欲求です。

こういったことが所属と愛の欲求となります。

 

4、承認欲求

所属とか愛がある程度満たされていくと、

『そういった人たちの中で認められたいな』あるいは、『自分がその中で認められてるという感覚が欲しいな』となります。

 

承認欲求は二つタイプがあって、

 自分が自分ととして満たされる。

自尊心が満たされるという欲求です。

 

自信が持てたなとか。他の人よりも頑張れているな。

あるいは、優れているな。ということについて自分で自分を認めたい欲求です。

『すごく評判がよくなったな。』『なんか信頼を勝ち得たな。』

『すごく良かったねといわれているな。』

と自分で思えるということですね。

 

もうひとつは、『他の人と比較して優越感あるな。』『誰よりもできているな。』

というようなことを他の人に思ってもらいたい、求めたい。

他の人から認められたい欲求です。

アドラーは承認欲求として、他者からの評価をあんまり求めすぎると、

人の評価を気にし過ぎてしまうので幸せな方向にはいかないよというふうに言っています。

 

これのさらに上ですが、

5、自己実現の欲求

自分が持っている潜在的な能力を開花させて、すごく自分がこうなりたいな。

ああなりたいなと思ったものになりたい!

なりたいものになる!という欲求です。

なりたいものになろうとする欲求

これは、その前の4段階の欲求がどれだけ満たされていても自己実現についてなかなか満たされていないと人間はそこに対して、どんどん渇望し、どんどん挑戦を続けていくんだよということです。

※マイナスなような言い方ですが、とても良いことです!

例えば、芸術家はそれなりの地位と名誉があっても、新しい作品を作り続けることにはこういったことが自己実現の欲求が関わっていると言えますね。

なので、人間は本能に忠実になっていくためにこのような欲求。自己実現の欲求を追求していくんだよと言われています。

 

マズローが最後に見つけた欲求が、

6、超越的な自己実現の欲求

先ほどは、自己実現はしているけれども、至高体験

ものすごく集中したな。ゾーンに入るというようなこと。

野球選手だと、ボールが止まって見える。

絵描きさんだと筆が勝手に動く。

そういった、今めっちゃすごい超いけてるじゃん的な感覚です。

そこを求めたいということです。

こういうのは、一回こういう感覚を手に入れると、次も次もと求めていく。

そしてそれを基に自分自身を超越し社会にも働きかけられる!

これが、超越的な自己実現です。

至高体験をしたいなと求めていくことです。

そういったところに、モチベーションをもっていく中では、

 

欠乏動機と成長動機があり、

 

ようは、足りないからそれを欲求しますよ!というところと、

自分が成長していきたいからそれを求めますよ!ということです!

 

先程の6つの中では、

①生理的欲求と②安全欲求と③所属と愛の欲求と④承認欲求に関しては、

欠乏動機であると言われています。

これが足りないと不満足な感じになるので、そこをすごく求めていきたいなと思うということです。

 

自己実現の欲求と⑥超越的な自己実現の欲求に関しては、

成長動機であると言われています。

自己実現の方は、ドンドン自分が高見を目指したいなというところがあるので成長したいという方向へと向かっていきます。

 

欠乏動機はなかなかうまくいかないとなんかちょっと病んでしまうとか、生理的欲求は満たされていないと病気になっていく状況がありますし…

ただ、そこが満たされていくとなんかそれを求めること自体飽きてしまう。

うまいものばかり食べてると飽きるよね。

奥さんがすごくきれいなのに、なんか・・ていうような人いましたよね・・

満たされると人間はその欲求自体忘れてしまうときもある。

ただ逆にそこを求めないから、成長の方に繋げていけるんだよということです。

(欠乏動機が満たされないと病気になっていくことも・・)

 

欠乏動機に関しては、自分以外の別の人がその欲求を満足させることができる。

(欠乏動機は自分以外の人に満たしてもらうことができる)

 ほかの人が、その人の足りないとおもっていることを、提供することができるのですが、成長に対する欲求は、その本人が満足しないと、どんどん上を目指していきたくなる。

なので、成長動機で生きているということは自律的で独立的である。

本人が、自分自身でやっていくということをさしていることです。

欲求の順番に関して、最初に言いましたが、この5段階ごとに満たされていくものではないので、当然周りから認められているんだけど、なんかお腹空いてるということが当然あるわけです。人によって、その順番やその状況によって、順番が前後する場合もあります。

なので、先程のお金が欲しいに関しては、欲求とは少し違うんだよという話です。

何を求めていてお金が欲しいのか?

によって、その欲求の種類が当然変わりますよねというところです。

 

美味しいものがすごく食べたくて・・とかこういったものがすごく、お金があれば空腹が満たせるのに!というときに関しては、生理的欲求からお金が欲しいと思っている。

逆になんか、お金があることによってなんかすごい綺麗な彼女が一緒になってくれるんじゃないかなぁ~というかたちで思っていると、所属と愛の欲求だったり。

友達と遊びに行きたいなとか。そのためのお金だ!と考えれば、所属と愛の欲求。

このように、それによって、求めていることによって内容が実は変わってくるんです。

なので、自分自身が何かが欲しいな。何かを手に入れたいな。と自分の中で欲求があるなとなったときに、それが実は何を表しているのかをよく考えて、そのためには何を満たせばいいのかを考えて満たしていくことで、自分の欲求とうまく向き合うことができる。

※欲求があらわすものの見極めが大切!

 

 これは、精神保健福祉士の支援でも同じようにお金に困っているんですけど、というふうに言われるけど、それはどういった面でお金に困っているのか、そのニーズを抽出していくことによって、この方が誰かと一緒になりたいという所属の欲求からそういうふうに言っているのねとか、あるいは、家をもう少し安心できるところに住みたいんだね。というふうになると、安全を求めているとか。

そういったかたちで、本質を見誤ると欲求は満たされない。

すなわちニーズも満たされていかないんだよということです。

 

皆さんも自分の中で、こうなりたいな!ああなりたいな!と思ったとき、

これが欲求階層の中のどれなのかな?と、しっかりと見極めて、

そこに関しては、こうやって満たしていけばいいんだな。

というふうに的を絞ってやっていければいいんじゃないんでしょうか。

 

なので、アドラーが承認欲求なんていらない。と言ったのは。

この承認欲求というのは、自尊心、自己受容で満たせるから、すっ飛ばしてもいいんじゃないかということです。

周りから認められるということではなくて、自分自身が自尊心を高められたり、周りに対して貢献できているな、という感覚を持つ。

 

そして周りに感謝することによって所属の欲求も満たされるし、自分自身を大事にできているなというかたちで、自分自身としての承認欲求が満たされるから、自己実現にもう向かっていけるんだ!ということです。

 

他者からの承認や評価は必須じゃないよ!

他者から認められなくても、自分が自分を認めることで承認欲求を満たせる!

 

 だけど、そこに関してはやはり欲求の階層の中では、結構難しいことを言っています。

どうしても、人間としては欠乏欲求・欠乏動機を切り離して考えていくのは非常に難しいのです。でも、それができると自己実現の方に向かっていけるよ!

ということになります。

 欲求にはやっぱり沢山の欲求がありましたね!その中で、欲求の階層を判断するのは難しいですが、一つ一つ分析していく必要がありますね。大変ですが、自己実現に向かうには自分と向き合うことが大事なんですね!勉強になります!

そうなんです!大変な作業にはなりますが、自分を知ることで、今こんな欲求があるな!なぜ?という理由がわかってくるので、分かれば自分にとって少しでも気持ちや考えが楽になるのではないでしょうか。ウサギは今後もそういった、 成長動機を持って頑張っていきたいと思っています!

 

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ぜひ!ご視聴よろしくお願いします!


【マズローの欲求階層説】欲求の種類を見極めてしっかりニーズを満たす!