人間関係を良くする!バイスティックの7原則

どうも!ウサギです!今回はバイスティックの7原則をお話ししたいとおもいます!

こんにちは、ウサギさん!バイスティックの7原則?って聞いたことないです。なんでしょうか?

こんにちは!ネコさん!これは、絶対押さえておきたい、福祉職必須の原則なのです!ぜひ!聞いてくださいね。

 

 

 

バイスティックの7原則

精神保健福祉士社会福祉士介護福祉士が必ず押さえておくべき原則です。

利用者さん、患者さんと接する際の原則があります。

これを知っていると、人間関係において信頼関係の構築に役立ちます!

フェリックス・P・バイスティック

『ケースワークの原則』

(1957)

 

①個別化の原則

利用者さん、患者さんは同じ疾患名や同じ境遇で、

来られた方がいらっしゃいますが、

障がいをお持ちの方がみんな同じではない。

この方は他の方と同じではないので。

決めつけをしない!ラベリングをしない!

その方の個人の問題である!個人の課題であることをしっかり捉える!

うがった見方をしないということが、この個別化の原則です。

※レッテルやステレオタイプによらず個別の事象としてとらえる

 

②意図的な感情表現の自由

例えば、ツラいことをその方がおもっていて、

だけど、そのツラいということを言ってはいけないのでは、

あるいは負の感情があったりしてイライラする!

というようなことを、表現してはいけないんじゃないかとおもっていて、

心の奥底で抑圧している場合があります。

その感情は自由に表現して大丈夫ですよとお伝えする。

感情表現を支える。

『怒っていいんですよ。泣いていいんですよ。』

その方の反応を見ながら、

ご本人が感情表現をしやすいように支援者の感情表現も工夫しお伝えをする。

相手の方に自由な感情表現をしてもらう。

※負の感情であっても、自由に表現できるようにサポートする

 

③統制された情緒的関与

統制するのは、自分の方です!

自分がその方に対して感情移入し過ぎてぶれたりしないということです。

感情表現を自由にしていただくと、

ツラいことを告白されて、

それを援助者が受け止めすぎて・・・

『そんなにツラいんですね~。そんなに腹が立つんですね~。

よし!この怒りに任せてこういうふうにやっちゃいましょうよ。』など、

相手の感情に完全に流されてしまって巻き込まれていることになると、

本当にやらないといけない支援がぶれてしまいます。

自分自身の感情に関してはきちっとコントロールすることが大事です。

※支援者が相手を巻き込まれないように自らの感情をコントロールする

 

④受容

いろんな感情表現をしていただいると、

『えぇ!まじで!』と

思ってしまうこともありますが、

にわかにこっちが受け入れがたいなとおもっていても、

それを頭から否定しない!

『そんな考えダメじゃないですか!それはなしでしょ!』

みたいなことは、言わない!

相手の方がなぜそう言ったのかをしっかり受け止めて、

『あぁなるほどそういう考え方があるんですね。

あぁ、そういうふうにおもってらっしゃるんですね。』

というかたちで、しっかり受け止めることが大事です。

※頭から否定せず、なぜそう考えるに至ったかを理解する

 

⑤非審判的態度

これは、援助者側が勝手に善悪を判断しない!

援助者が自分の物差しで相手のことを見ない!

多面的な方向からその方を捉えながら、

『それはいけないことですよ。それはダメですね。それはいいんじゃないですか?』

安易に審判的にくださない!ジャッジをくださない!

あくまで、それがいいや悪いなどに関しては本人さんの自由な選択権があります。

※勝手にジャッジをしないことが大事

 

⑥自己決定の尊重

 方向性を決めいくのは、患者さんや利用者さんです。

『こういうふうにしてください。

  こういうふうにしなさい。』

ではなく、

『本人さんがこう思うのでこうしていきます。』

など、

選べる状況をつくってあげる。

決めやすい状況をつくっていく。

期限があると、なんとなく早く決めないといけないと思ってしまい、

『じゃ、これでいきます。』と言ってしまいがちですが、

それ!本当に本心ですか?

に関しても、必ず問いかけが必要。

そして、今こういうふうな目標を立てていますけど、

これって本当に今やる必要がありますか?

というところも、

本人さんに聞いていって本人さんの本当の意図を理解して決定をしていただく。

 

自己決定がなかなか難しい自立度の方は、

声にならない意図もくみ取れるように、しっかりと変化を見逃さないようにしていくことが大事。

※声にならない声もくみ取り意思決定を支援する

※行動を決定するのは、あくまでも本人である

 

⑦秘密保持

当然、面談で聞いたことは個人情報になるので、

これを簡単に漏らすと信頼度が下がり、利用者さん、患者さんの不利益に繋がるので、絶対に言ってはなりません。

ですが、なんでもかんでも秘密にするというわけではなく、援助者間である程度、共有しないといけないことなので、これに関しては共有していいですか?ということを必ず本人さんに了解を取る。この援助者に話して安心だな、この援助者だったら安心して話せるなという状況を作っていくことが秘密保持という原則になります。

※個人情報を絶対漏らさない

※安心して話せる関係性を作る

 

【助言を求められた場合】

利用者さんにアドバイスをもらいたいんですが・・

と言われたときは、そこで助言を押しつけがましく言うと、

自己決定の尊重にもならないですし、非審判的態度なので、

『あくまで、私はこう思いますよ。一般的にはこういうものですよ』

でも、あなたがどういうふうに受け止めて、どのように考えて、どのようなことをするかは自由なんですよと伝える。

※あくまで、私見や一般論でありそれをどう捉えるかはご本人の自由であると伝える

 

このバイスティックの7原則は非常に大事なことなんですが、実際現場でできている方は少ないです。

 

結構、難しいのですが・・

バイスティックの7原則を理解し目指すことが大事なのです!

しまった、この間こういうふうに言ってしまった、

こういうふうにやってしまったなと思うことがあっても、

くじけずに振り返り!

この間はこんなふうにして申し訳なかったので、

ここに関してはもう一度トライさせてください!

と利用者さんや患者さんとしっかりと話しをしながら、

そこの部分は調整していきましょう。

そして、

今はまだ・・できなくても・・

いつかできると信じて

しっかりと使って行きましょうね!

 

バイスティックの7原則は福祉職にとって、とても大事なことで、職員としての心構え的な感じなんですね!!勉強になりました!

ネコさん!そうなんです!支援していく上でとても大事でこれを知っているだけでも違いますし、悩んだときはバイスティックの7原則を思い出していただけたらきっと気持ちが切り替えれるとおもいますので、ぜひ!覚えておいてくださいね。

 

YouTubeにて動画配信】

この他にも、精神保健福祉士として、知識や経験を動画にしていますので

ぜひ!ご視聴よろしくお願いします!


【人間関係をよくする】バイスティックの7原則とは?【必須】