【聴く技術】分かったつもりにならない!『傾聴』の本質!【面接】

どうも!ウサギです!今回は面接技法で大切な『傾聴』についてのお話しをしたいと思います。

こんにちは、ウサギさん!『傾聴』はどんなときでも大事なことですよね。

こんにちは、ネコさん!傾聴の中にいろんな技法をまじえながら技術を引き出していきますのでぜひ!最後まで聞いてくださいね!

 

支援を始めたばかりの人や実際支援をしている人達から、『傾聴』しましたと聞きますが、

その『傾聴』は実際どういうふうにしたの?と尋ねると、

・あらかじめ用意していた答えに誘導する

・説教する

あらかじめこちらが用意していた、回答に導く感じで話しをしていたり、諭す!

だったり、説得する!下手すると説教する!というやり方で傾聴しました!

と言われる方がいました。

・面接時間が5~10分と短く

ウサギとしては、『甘い!!』と思いました。

それは、全然『傾聴』とは言わないのです。

 

以前、動画で『傾聴』はしっかり聞くことが大事なんです!!とお伝えしました。

ケースワークや支援というところで話しを聞いているときに、

結論を導き出したいな狙いの方向になんとかもっていきたいなという感じになってしまって、ついつい、相手のペースをみだし、途中でさえぎって、クライエントの方が『まぁ・・そうなのかな?・・』しぶしぶ同意せざるをえない感じの空気になってしまい、『あぁ、いい方向に進んだ!!自分は傾聴できたんだ!

面接はうまくいったんだ!』と思ってしまう人・・残念です。

それは良くないと思います!!

じっくり聞いて結論を急がせない!!

相手の様子をみながら、自分のペースで話してもらったり、あるいは、なかなかそれが難しい場合、簡単に答えやすいような質問のやり方やこちらが少しリードをしてあげたり、相手が話しやすくしてあげることが大切です。

ペースを調節して話しやすくしていく。

もちろん場面設定も重要です。

【生活場面面接】

面接というかしこまった感じは難しいので、何かをやりながら話したり。

なんか休憩場でタバコ吸っているなと思ったら横にいってちょっと雑談でもしながら聞いてみるかぁ。※タバコの煙が無理な方は違う方法でお近づきをしてみてください。

そういった生活活動の中で

自然な会話のやり取りから展開することを『生活場面面接』と言います。

必ずしも面接室の中だけで、面接が完結するわけではない!のです。

 

【ノンバーバル・コミュニケーション】

結構、沈黙があるとなかなかきついなと思い、ついつい次の話題で話しを急かそうとしてしまうときもありますが、沈黙が非常に大事でもあります!

あえて、間をあけてみたり本人さんがどのような感じの雰囲気、あるいは身振り手振りをしているのかな?なんかうつむいて考えているところがあるな。

ちょっと、視線をそらしてみたな。ちょっと眉間にしわがよったな。などですが、

これを、『ノンバーバル・コミュニケーション』と言います。

こういうのを見落とさず、注目をしていく。

沈黙をうまく使い、考えをクライエントの方に整理をしてもらう。

 

ときには、この話ってこういこと言われてます?

この話ってこうですか?これ、わたしはこのように受け取りました。

というような、言い換え、解釈、感情の反映などの技法を使いながら、

クライエントの思いを汲みとっていくのですが、これも、あまりタイミングとかをうまくせずに、こちら側がなんとなく意図的にそっち側に解釈したりすると、

結局それは、

『ぼくは、こういうふうに思っていないのに、

そんなふうに捉えられてしまうんだ・・

自分のことをやっぱりわかってくれないんだね・・』

とそっていく方向にいってしまいます。

支援者の考える意図に方向づけるものとして使うわけではないのです!

 

【iメッセージ】

逆にこちら側が、メッセージをしっかり伝えるという場面ももちろんあります。

わたしにはこういうふうに、思われます。』

わたしはあなたに対してこういうふうに思います。』

という伝え方を、『iメッセージ』と言います。

例えば、『ツラいな死にたいな』とそういったことを相談してくる方へ、

わたしは、あなたに死んでほしくないと思います』ということを、

場合によっては『iメッセージ』を使って伝えることもあると思います。

こういったかたちで、いろんな方法を使い、自ら決断をしてもらう。

選択をしてもらう。

方向性に関してを、その人の主体的な考え方でやっていってもらう。

 

まず、面接が始まるときに、そこでは自由な発言をしていいんですよ!

思っていることを言っていただいていいんですよ!

あるいは、言いたくないことがあったら言わなくても大丈夫なんです!

その方が、自由な発言だったり、自由な感情表出をすることは大丈夫なことなんですよと保証することも非常に重要です。

なので、そういったことをやっていくと場合によっては、非常に長いセッションになる場合があります。ウサギも2時間くらい話を聞いたことがありました。

他にも定期的に話を聞いて、都度その目標に向かって、次はどうしようかということを話してセッションを重ねるやり方を行っている方もいます。その際はあえて時間をくぎったりしますが、それでもだいたい30~40分です。

どういった面接の長さにするのか、面接を何を持って終了とするのか、

その選択はクライエントの意思なのです。

『一応ここまでできましたが、これで面接を終了してもいいですか?』

『次回を、設定しなくても大丈夫ですか?』

ご本人さんの意思をしっかりと確認してください。

・面接終結もクライエントの意思が大切!

 

支援者の方が、うまくやりきった!

なので、今回でおしまいです!というふうには言わない!!!

それで本当に大丈夫なのか?

支援者がわかった気にならないということです。

結構な時間と結構な寄り添い体力(ウサギの造語)を要しながら、

やっていくそれが傾聴である。

こちら側の、意図に対しての説得したり誘導したりすることを傾聴と言いませんよ!

技法に頼る、優先することではなくて、しっかり聞くことが大事なんだよという本質的なものです。

 

 確かに、5~10分お話しを聞いただけでは、その人の本質的なものはみえないですよね。でも、沈黙が大事なのも驚きです!すぐに、答えを出したいと思ってしまいますし。

 面接は緊張感も加わりますので、クライエントの方が落ち着いて面接できるように焦らずに面接を進めることも大事ですし、ウサギ造語の時間と寄り添いながらの傾聴がとても大事なことなんです!傾聴することで、よりよい支援を目指していきたいとウサギは思っています!

 YouTubeにて動画配信】

その他にも、

精神保健福祉士として、さまざまな知識や経験を動画にしていますので、

ぜひ!ご視聴よろしくお願いします!


【聞く技術】分かったつもりにならない!『傾聴』の本質!【面接】